発達障害(ADHD)
このようなお悩みはございませんか?
- 集中力が続かない
- じっとしていることが苦手
- 考えずに行動してしまう
- 感情のコントロールが難しい
- 忘れ物や物をなくすことが多い
- 落ち着きがない
- 会話を遮ってしまう
- 身の回りが片付けられない、常に散らかっている
ADHD(注意欠陥障害・多動症)とは

ADHD(注意欠如多動性障害)は、発達過程で脳の機能に問題が生じる神経発達障害です。
不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状を主な特徴とします。
これらの症状は、子どもの頃に現れやすく、大人になっても続くことがあります。
ADHD(注意欠陥障害・多動症)で見られる症状
不注意(注意力の欠如)
一つのことに集中し続けることが難しく、気が散りやすい傾向があります。忘れ物や紛失が多く、約束や持ち物を忘れたり、物をなくしたりすることが頻繁にあります。
課題や作業の整理が苦手で、計画を立てたり、順序立てて作業を進めたりすることが難しいと感じることがあります。
指示に従うのが難しく、言われたことを最後まで聞けなかったり、指示通りに行動できなかったりすることもあります。
集中力が必要な作業や、時間がかかる作業など、退屈な作業を避ける傾向が見られます。
課題や活動に必要なものをなくしてしまうこともあり、外部からの刺激によって注意散漫になりやすいです。日々の活動を忘れてしまうこともあります。
多動性(落ち着きのなさ)
じっとしていることが苦手で、そわそわと体を動かしたり、手遊びをしたりするなど、落ち着きがない様子が見られます。
静かに遊んだり、趣味に没頭したりすることが難しく、必要以上にしゃべり続けたり、人の話を遮って話したりすることもあります。
常に何かをしていないと落ち着かず、じっとしていることが苦痛で、まるでエンジンで動かされているようにじっとしていられない状態です。
席を離れてはいけない場面で離席してしまったり、走り回ったり高い所へ登ったりするなど、活動過多な行動が見られることもあります。
衝動性(衝動的な行動)
順番待ちが苦手で、列に割り込んでしまうことがあります。また、後先考えずに行動してしまい、結果として後悔することも少なくありません。
会話中には、人の話を遮って自分の話をしてしまったり、人の邪魔をしてしまうことがあります。
感情のコントロールが難しく、些細なことでカッとなったり、感情の起伏が激しいことも特徴です。
質問が終わる前に答え始めたり、人の会話やゲームを妨害することもあります。
これらの行動は、周囲との関係に摩擦を生じさせ、日常生活に支障をきたすことがあります。
ADHD(注意欠陥障害・多動症)の原因
ADHDの原因はまだ完全には解明されていませんが、遺伝的な要因や脳の機能に関係していると考えられています。
特に、注意や行動のコントロールに関わる脳の部位の機能に偏りがあることが指摘されています。
いじめや虐待など人間関係で生じるストレスが脳の働きに影響することもあります、複数の要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。
ADHD(注意欠陥障害・多動症)の治療法
薬物療法
ADHD自体を完全に治す薬はありませんが、症状を和らげるために薬が使われることがあります。
薬の副作用を心配して、薬物療法を避けたいと考える方もいますが、専門医の指示に従って適切に使用すれば、薬は過度に恐れるものではありません。
医師の指示を守り、正しく治療を続けることが重要です。
認知行動療法(CBT)
認知行動療法は、私たちの考え方や行動が心に大きな影響を与えるという考えに基づいた心理療法です。
ストレスなどが原因で偏ってしまった考え方や行動パターンを見直し、より柔軟な考え方や行動ができるようにサポートします。
ADHDだけでなく、他の精神疾患の治療にも用いられることがあります。