このようなお悩みはございませんか?

  • 何でもできると思い込み、自信過剰になる
  • 寝なくても平気なくらい元気がある
  • 誰かとずっと話していたくなる
  • 衝動的に大きな買い物をしてしまう
  • 一つのことに集中するのが難しい
  • 何かしていてもすぐに他のことに気が散ってしまう
  • ちょっとしたことでイライラする
  • 気分の高揚が続く

双極性障害とは

気分が極端に高揚して興奮状態になる「躁状態」と、やる気がなくなり、悲観的になる「うつ状態」を繰り返す病気です。
症状の重さや周期の長さは個人差があり、躁状態は少なくとも数日間以上、うつ状態は1ヶ月以上継続します。
うつ病と症状が似ているため、誤解されやすい病気ですが、適切な治療を受ければ、症状をコントロールし、安定した生活を送ることができます。
双極性障害は、日常生活に大きな支障をきたすことがあるので、早めに双極性障害であることを診断することが重要になります。

双極性障害で見られる症状

【躁状態の症状】

双極性障害の躁状態の症状には、下記のようなものがあります。

気分が高揚する

通常よりもずっとポジティブで、何でもできるような気分になります。

活動性が過剰になる

いつも以上に活発になり、いつも以上の仕事や活動をしようとしたりします。

自信過剰

感情の高揚によって自分を過大評価してしまい、根拠のない自信に満ちあふれます。

注意散漫

集中力が低下し、一つのことに集中することが難しくなります。

衝動的な行動

考えずに衝動的に行動してしまうことがあります。例えば、高額な買い物をしたり、ギャンブルにハマったりするなど。

社交性の増大

誰彼かまわず話しかけたり、昔の友人にメールや電話したりします。

睡眠の減少

寝なくても元気に活動を続けられます。

【うつ症状】

双極性障害のうつ状態の症状には、下記のようなものがあります。

気分が落ち込む

憂うつになったり、気分が落ち込み、何もやる気が起きなくなります。

無気力になる

何をしても楽しくない、何にも興味がわかなくなります。

食欲不振や過食

食欲がなくなったり、いつも以上に食べてしまったりします。

睡眠の増加

眠れない夜が続いたり、いつも以上に眠ってしまったりします。

疲労感

疲れやすくなり、いつも怠く感じます。

集中力の低下

集中力がなくなり、仕事の効率が落ちます。

自己評価の低下

自分を責めてばかりいて、自分には価値がないと感じるようになります。

双極性障害の種類

双極I型障害

双極I型障害は、気分が極端に高揚する「躁状態」と、極端に落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です

双極II型障害

双極II型障害は、気分が大きく上下する双極性障害の一種です。
双極I型障害と比べて、躁状態よりも軽い「軽躁状態」と、深い「うつ状態」を繰り返すことが特徴です。

双極性障害の原因

遺伝的要因

家族に双極性障害の患者がいる場合、発症リスクが高まる傾向がみられます。
複数の遺伝子が関与していると考えられていますが、特定の遺伝子が直接原因となるわけではありません。

脳の異常

脳内の神経伝達物質のバランスの乱れ、脳の構造的な異常、脳の回路の異常などが考えられています。
特に、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の働きが、気分のコントロールに深く関わっていると考えられています。

環境要因

ストレス、睡眠不足、生活の変化、季節の変化など、環境要因も双極性障害の発症に関与する可能性があります。
特に、幼少期のトラウマや、大人になってからの大きなストレスは、発症リスクを高める可能性があります。

双極性障害の治療法

薬物療法

双極性障害の治療には、お薬を飲む治療が一般的です。
副作用が心配で、なかなか飲み始められない方もいらっしゃいます。専門医の指示通りに指定された用法を守って正しく治療を続けることが大切です。

カウンセリング

双極性障害は、薬物療法だけでは完治が難しい病気です。
心理カウンセリングは、薬物療法と並行して行うことで、より効果的に症状をコントロールし、生活の向上に繋がります。

TMS治療(磁気刺激治療)

TMS治療の仕組みは頭皮に当てられた磁気コイルから、磁場が発生しこの磁場が脳に到達し、脳細胞を刺激します。
刺激によって脳の血流が改善され、神経細胞の活動が活発になることで、うつ症状などの改善が期待できます。
頭皮から磁気を当てるため、手術などのような身体への負担がなく、薬物治療に比べて副作用が少ないとされています。
個人差はあるものの、効果が高く薬物治療と併用することで、より効果が期待できる場合もあります。

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